最近甘酒がブームになっていますね~。
栄養たっぷりで夏バテにも効果があると
言われています。
ただ甘酒も酒粕と米麹から作るもの2種類ありますが
おすすめはアルコールと砂糖ゼロの米麹の甘酒です。
今回は「米麹の甘酒」の作り方とおすすめの
「豆乳甘酒ドリンク」を紹介します。
米麹甘酒の栄養成分と効果効能
甘酒は「飲む点滴」と言われるほど栄養満点です!
特にビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、
といったビタミンB群、食物繊維、オリゴ糖、ブドウ糖、
アミノ酸が豊富で
特にアミノ酸は必須アミノ酸9種類全てが含まれています。
これらの栄養成分は栄養剤としての点滴とほぼ同じなので
「飲む点滴」と言われています。
点滴は体力が奪われた時にすることが多いですが
甘酒を飲むと体内の不足だった栄養成分を摂ることが
できるので元気になりますよ。
昔は甘酒は正月に飲むというイメージがありましたが
最近ではテレビや雑誌でも「夏バテ予防に甘酒!」と
紹介しているのを見かけることがあります。
そして元気なるだけでなく甘酒には美肌効果もあります!
米麹には、コウジ酸が豊富に含まれているのですが
このコウジ酸は、シミの原因となる過剰なメラニンの
生成を抑えてシミやくすみを防いでくれる効果があります。
さらに甘酒に豊富に含まれているビタミンB群は
皮膚や粘膜を保護してくれたり、
甘酒に含まれているプロリン、アラニン、グリシンといった
アミノ酸はコラーゲンの主成分で美肌効果があると
言われています。
酒蔵で働いている人たちが「手が白くキレイ」というのは
この影響だと言われていますね。
さらに甘酒にはダイエット効果もあります。
その理由は
①ビタミンB群は糖質を分解してエネルギーに
変える働きや脂質の代謝を高めて余分な
脂肪がたまるのを防ぎます。
②ビタミンの一種であるイノシトールは
脂肪の流れを良くして、肝臓に余分な脂肪が
蓄積しないようにコントロールする働きがあります。
③甘酒には100種類以上酵素が含まれていると
言われていますが
その中でもリパーゼは脂肪分を消化してエネルギーに
変え、皮下脂肪や内臓脂肪までも燃焼させる働きがあります。
④米麹の甘酒には砂糖が入っていなく、ブドウ糖による
甘さですが、
ブドウ糖は満腹中枢を刺激してくれるので
満足感が持続し食べ過ぎを防ぐ働きがあります。
さらにブドウ糖は食べてすぐにエネルギーとして
消費されるので体内にたまりにくい糖分です。
このように甘酒は代謝を高めて脂肪も蓄積しにくく、
満足感が持続するするので
置き換えダイエットで最近は飲む方も多いようです。
その他にも腸内環境を整える植物性乳酸菌、
乳酸菌のエサとなるオリゴ糖、腸の運動を促進する
食物繊維の相乗効果で、腸内環境を整えてくれます。
腸内環境が整うと便通改善だけでなく、
免疫力がアップするので病気にかかりにくくなります。
つまり甘酒を飲むことで
- 健康(元気になる)
- 美肌(美髪効果も)
- ダイエット
このうれしい3つの効果が期待できるのです。
「米麹甘酒」の簡単な作り方
酒粕の甘酒はアルコールが含まれていたり
砂糖で甘味を加えるので、
子どもや妊婦さんなどは控えた方が良いのですが
米麹はアルコールも砂糖も含まれていないうえに
栄養がたっぷりで、酒粕から作る甘酒よりも
カロリーが低く、飲みやすいので
どのような方にもおすすめできる飲み物です。
「砂糖が入っていなくても甘いの?」と
思うかもしれませんが
米麹に含まれるブドウ糖とお米の自然な
甘味もあるので砂糖が必要ありません。
それでは米麹から作る甘酒の作り方を紹介します。
【 材料 】
●米こうじ:200g
●ご飯:200g
●水:600cc
●炊飯器及びヨーグルトメーカー
米生麹、甘酒こうじ1袋(1粒ばなれに手でほぐしたもの)
の場合も上記分量に計量してください。
※ご飯は白米で良いですが、健康のために
玄米を使用したり、
もち米にすると甘みが増すので、
好みに合わせてください。
【 作り方 】
①ご飯と米麹を容器に入れ、水を入れます。
②箸でよくかき混ぜます。
③容器のフタを閉めます。
④温度を60℃、時間を12時間にセットして完成です。
炊飯器は保温を60℃に設定できるものであれば
良いのですが、
保温が80℃以上の炊飯器が多くて温度調整も
できないので、その場合はフタをあけて、
その上にふきんやタオルをかけて
ほこりが入らないようにしましょう。
ヨーグルトメーカーは温度設定や管理機能があるため、とても簡単で便利です。
こちらは「甘酒メーカー糀美人」という
商品名ですが、ヨーグルトや塩麹も作ることができます。
また、米麹には生麹と乾燥麹があります。
●生麹はそのまま使用できるのですが保存期間が短い
●乾燥麹は水に戻して使用しますが保存期間が長い
という特徴がありますが、どちらでもおいしく作ることができます。
また米麹は色々なメーカーが販売していますが
それぞれ特徴があり
同じように作ったつもりでも甘みが風味がかなり違う場合が
あります。
おすすめは「鶴味噌醸造 乾燥米こうじ」です
ここの米麹は原料は国内産で甘みもしっかりあり、
クセもないので甘酒にピッタリです。
創業明治3年と伝統のある福岡の会社の米麹です。
※鶴味噌醸造の米麹の商品パッケージに載っている
甘酒の作り方では
●米麹 500g
●温かいご飯200g
と書いてあります。
ただこれですと米麹の量が多くて
人によっては甘すぎると感じるかもしれませんので
紹介したように米麹200g、ご飯200gで
試してみてください。
甘酒って作るの難しいと思っている方も多いかも
しれませんが
以外と簡単に作ることができます。
ただどうしても「面倒」または「忙しくて
作る時間がない」という方には市販の甘酒を購入しましょう。
ただきちんと商品を見ないと酒粕の甘酒と間違えたり、
米麹の甘酒でも砂糖や添加物、保存料が含まれていたり、
原料の米がどこの国のものかわからない場合もあるので
気をつけましょう。
おすすめは「三崎屋醸造のストレート甘酒」です。
この甘酒は米麹から作られているのはもちろんのこと
無加糖、無添加の甘酒で、お米は新潟県産米を使用しています。
おすすめの豆乳甘酒ドリンクの作り方
米麹の甘酒はそのまま飲んでももちろんおいしいですが
中にはドロっとした食感が嫌だという人や
甘さが苦手という人もいるようですので
そのような方におすすめは「豆乳甘酒ドリンク」です!
「飲む点滴」の甘酒とタンパク質が多く「畑の肉」と
呼ばれる大豆から作らる豆乳を混ぜることで、
さらにヘルシー、美味しい、お腹にも優しい、美容にもいい
ドリンクになります。
甘酒に多く含まれる「植物性乳酸菌」や「豆乳の効果」について
豆乳ヨーグルトの効果や効能と作り方について!植物性乳酸菌で腸内環境を改善しよう
で詳しく紹介しているので時間があるときに
ご覧ください。
「豆乳甘酒ドリンク」の作り方
【材料】
豆乳 200ml
米麹甘酒 適量
ココナッツオイル
オリゴ糖 15g
【作り方】
1、グラスに氷を入れ、甘酒を適量いれる。
2、オリゴ糖を入れる
3、豆乳を入れる
4、ココナッツオイルをいれる
5、良く混ぜる
ココナッツオイルが固まってきたら出来上がり!
まとめ
甘酒は米麹から作られたものがおすすめです。
酒という言葉からアルコールを連想しますが
アルコール分ゼロでしかも砂糖も使っていません。
それでいて栄養満点で作り方も難しくありません。
そのまま飲んでも良いですが、
おすすめは「豆乳甘酒ドリンク」です。
夏は冷やして飲むととてもおいしいです。
また、私は料理でお砂糖代わりに甘酒を使用
することもありますが、
アトピーの娘にも優しい飲み物なので私の家では
本当に重宝しています。
ぜひ健康や美肌のために、そして
ダイエットしたい方にもおすすめの
米麹甘酒をぜひ飲んでみてくださいね。