「塩」といえば
●熱中症にならないためなど多少の塩分は体に必要
●摂り過ぎると体に良くない、病気になりやすい
と体に多少は必要なものの、
摂り過ぎると健康に良くないとイメージしている人が
多いと思います。
実際に日本人は塩分の摂り過ぎと言われていますが
実は体に悪い塩「精製塩(食塩)」と良い塩「自然塩」が
あるのをご存知ですか?
今回は食塩が体に悪い理由とおすすめの自然塩である
「酵素塩」について紹介します。
普通の塩(食塩)が健康に良くない理由
「食塩」と呼ばれるものはミネラルなどの成分を
取り除いて精製され成分の99%は塩化ナトリウムになっています。
健康を害するのは、大切なミネラル成分をほとんど削ぎ落した
純度99%以上の塩化ナトリウムなのです。
塩化ナトリウムを単独で摂取することがいけないのですが
「単独で摂取する」とは、「塩化ナトリウムだけをそのまま食べる」
という意味ではなく、
調味料として使う場合も、ミネラル成分がほとんどない
塩化ナトリウム(食塩)を使うことがNGなのです。
塩の摂り過ぎは体に良くないと言われるのは、
ナトリウム成分の偏りによるものです。
つまり純度99%の塩化ナトリウムだけを摂っていると、
栄養素がかたよってしまい、体内のPHバランスが崩れるだけでなく
血中のナトリウム濃度が高くなります。
すると濃度を一定に保つために血管の外にある細胞の水分を
血管内に取り込むため、血液量が増えて高血圧になりやすくなってしまいす。
そして高血圧の状態が続くと動脈硬化なったり、
さらに命の危険性がある心筋梗塞や脳梗塞などの
病気にもかかりやすくなります。
また過剰に摂取したナトリウムを排出すると
腎臓に過度の負担がかかり、
機能が低下すると腎不全になる危険性があります。
つまり精製塩(食塩)は「百害あって一利なし」の
調味料です。
自然塩が健康によい理由
自然塩は海水を天日干ししたり、乾燥のための機械を使って
乾燥させ凝縮して作られるのがほとんどです。
自然塩には、カルシウムやカリウム、マグネシウムなど
多くのミネラル成分が含まれていて、
これらは過剰な摂取でなければ健康に必要な成分です。
純度が99%の「食塩」よりも、ミネラル成分が豊富な
自然塩を適量摂ることは健康にもとてもいいことなのです。
自然塩に含まれるカリウム・マグネシウム・ナトリウム・
カルシウムは生命維持に欠かせない大切なミネラル成分ですが、
海の水から作られた塩は、自然のままのミネラルバランスを
保っていますから、
これらをそのままの形で摂取できるということは、
体にとっても、ナチュラルな状態を作り出すことができる
ということでもあるのです。
ただ自然塩といっても色々な種類があるのですが
今回は私が愛用している「酵素塩」について紹介します。
酵素塩とは?
酵素塩は「梅干しをビニール袋で作る方法」を教えてくれた
農家おじさんから教わりました。
※梅干しをビニールで簡単に作る方法は
「梅干しのおいしい簡単な作り方!浸ける期間や失敗しないコツについて」
をご覧ください。
この酵素塩は原塩を煮詰めずに独自の曝気方法で不純物・
アク分を取り除き、
常温乾燥後、超真空処理を施したこだわりのお塩です。
塩は海水に約4%程度含まれていますが残りの水分を
取り除くため長い年月をかけて天日と風だけで結晶化します。
この天日塩には不純物やアク分も多いためバッキ洗浄を繰り返します。
(飽和塩水の槽に原料塩を入れ爆発的にエアを送り込んで洗浄しアクを取る)
そして洗浄した結晶は更にきめ細かいパウダー状に調整され
常温でゆっくり自然乾燥させます。
波動法製造(酵素塩のメーカー名)では塩は海水の結晶であり
煮詰めたりすると生きた塩ではなくなる
という考え方から長年常温での製法にこだわっていて、
1986年より独自の塩の研究を始め、海のパワーを生かした
製品作りを目指しています。
塩の原点は「海水が太陽と風によって磯の水溜りに出来たもの」です。
「これが本来の塩ではないのか!!」との考えから、
加熱をしない(煮詰めない)で作る塩の研究をしていて
メキシコの大きな塩田で天日のみで乾燥させた塩を輸入し、
それに波動法製造独自の技術を加えて製品化しているのが
酵素塩です。
酵素塩の原料の天日塩には多くのミネラルが
含まれていますが、
その他の原料として貝カルシウムを配合しています。
貝カルシウムには
- 骨を丈夫にする作用
- 肝臓の働きを高める
- 精神安定の作用(イライラを抑える)
- 骨折しにくい骨づくり
{寝たきり予防や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
予防にも効果的}
といった効果が期待できます。
現代人はミネラルの中でも特にカルシウム不足が
指摘されていますが、
全く含まれていない食塩を摂るよりも
カルシウムが豊富な酵素塩がおすすめです。
酵素塩の特徴と使い方
酵素塩はきめ細かいパウダー状の粒が特徴で
味はまろやかで美味しいですし、
素材の持ち味を引き出し料理のおいしさを
引き立たせてくれます
酵素塩の料理での活用法
茹で立ての枝豆ににふりかけたら、まろやかな酵素塩が
枝豆の甘さを引き立て一層美味しくなります。
きゅうりに、酵素塩をふりかけて、軽くモミモると、
あっという間に浅漬けができます!
酵素塩自体が、粒子が細かいので、野菜にも浸透し易いみたいです
農薬やアクが気になるときも、水に少しの酵素塩をいれて
野菜を浸けておくと、農薬もアクもとれて、
美味しくなります!
食べておいしく素材を活かした料理のコツは
なんと言ってもアク抜きにあります。
お料理をおいしくするだけでなく、素材そのものの特性を
引き出すという働きを促します。
水1リットルに対しお塩を小さじ3分の1入れて
食品を浸してください。
野菜: 20分程度
果物:30分~1時間
魚介類・肉類:5分~15分
ご飯を炊くときに米三合に酵素塩をひとつまみ入れて
炊いてみてください。おいしくなったことが実感できるはずです。
酵素塩の料理以外の活用法
酵素塩は料理だけではなくスキンケアなど
多くの活用法があります。
●フェイスマッサージ:洗顔後に酵素塩で顔を
マッサージして 流すと、すべすべになります!
●ボディマッサージ:水で濡らしたお塩、
またはボディーシャンプーに少量の塩を入れて
肌をこすってみてください。
お肌のすべすべ感が実感できるはずです。
●お風呂に入れる:風呂に一握りの酵素塩と、
玄米乳酸菌水を入れてみてください。
体がポカポカして温まります!
そして、なぜかアクセサリーが綺麗になりました!
●シャンプーとして:シャンプーの代わりに、
酵素塩でマッサージするように洗い、流すと頭皮がすっきり!
●歯磨き粉として:酵素塩に、ココナッツオイルを混ぜて、
歯ブラシで磨くと、歯垢も取れ、つるつるになります!
このように色々な活用法があります。
玄米乳酸菌については
「玄米乳酸菌水の作りかたとおすすめの使い方!失敗しないコツについて」
をご覧ください。
お塩で1000円は高い気もするけど、1000円の歯磨き粉を
買うと思ったら、酵素塩は一キロも入ってるのでお買得ですよね
まとめ
WHO(世界保健機関)では塩分の1日の摂取量を
5gに設定していますが
日本人は他の国と比べても摂取量が多いので
厚生労働省が男性8g、女性7g未満に
目標設定をしています。
ですがこれは精製塩(食塩)のことです。
とはいえ自然塩をどれくらい食べても良いという
目標摂取量は定められていませんので
自然塩でも食べ過ぎは注意しないといけません。
ですが本来梅干しや漬物などの和食は
長期で保存するために塩分量が多い食べ物が
多いにもかかわらず、
現代のように高血圧や動脈硬化になる人は
それほどいませんでした。
つまり昔の日本人も現代人のように塩分を
多く摂っていましたが
ミネラルが豊富な自然塩を食べていたので
高血圧になる可能性が低かったのです。
今は多くの加工食品やファーストフードやコンビニ、
スーパー、レストランなど外食店では
素材にこだわっているお店以外は安く手に入る精製塩(食塩)を
100%使用しているので過剰摂取の傾向にあります。
ぜひ家庭では酵素塩などの自然塩を使用してください。
そして自然塩には食べるだけでなく色々な用途があるので
自然塩本来の効果を実感してください。